上部だけを変形させておにぎり型にする

この記事では "背後の丸枠" のシェイプを "楕円" から "おにぎり型" に変形させます。 上部を持ち上げることでおにぎり型にします。

では "背後の丸枠" のシェイプを選択しましょう。

  
このシェイプは楕円ツールによって作成された基本図形の円です。
1. "背後の丸枠" のシェイプを選択する
1. "背後の丸枠" のシェイプを選択する

上図のように形状選択ツールで "背後の丸枠" のシェイプを選択します。 形状選択ツールで選択しているため、見慣れた枠が表示されています。

枠の中央にはシェイプを移動させるための赤色の四角ハンドル()が、上下左右と四隅には拡大・縮小のための四角ハンドル(□)があります。

また、左上と右下にはグラデーションの基点を移動させるためのオレンジ色の菱形ハンドル()があります。

さて、今回の目標である "上部を持ち上げておにぎり型にする" を実現するにはどのハンドルを使えばいいのでしょうか。 答えは "どのハンドルでも無理" です。

赤色の四角ハンドル()では形状は変わりませんし、四角ハンドル(□)では上部だけを変形させることはできません。 オレンジ色の菱形ハンドル()は、そもそも形状には関係がありません。 つまり、現在選択中の形状選択ツールではどうやっても無理ということになります。

使うべきは、キセキレイの体の形状を整える際にお世話になった "形状編集ツール" です。 では、形状編集ツールに切り替えましょう。

2. 形状編集ツールを選択
2. 形状編集ツールを選択

上図のように画面左部にあるツールボックスから形状編集ツールを選択します。

さあ、キャンバス上の表示はどう変化したでしょうか。 上部だけを持ち上げることができそうなハンドルは出現しているでしょうか

  
形状編集ツールのクリックでもシェイプを選択することができます。 今回は形状選択ツールで選択中に表示される各種ハンドルについて補足しておきたかったので形状選択ツールを経由しました。
3. 菱形ハンドル(◇)が表示される
3. 菱形ハンドル(◇)が表示される

上図のように菱形ハンドル(◇)が左右に1つずつ、計2つが表示されています。 ただ、残念ながらこの菱形ハンドル(◇)でも上部だけを持ち上げることはできません

この菱形ハンドル(◇)は、円の角度を変えるためのものです。 現在の360度から180度に変更して半円にしたり、270度にしてパイ(パックマンのような形状)にするためのものです。

  
この菱形ハンドル(◇)は、円周に沿うようにしか動かせません。

つまり、基本図形の円としての特徴の範囲内で変形させるためのハンドルです。 円としての特徴を越えた変形はできません

では、上部だけを持ち上げるにはどうすればいいのでしょうか。 基礎知識 > シェイプとテキストについてで触れたように、パスに変換してしまえばいいのです。

というわけで、選択中のシェイプを基本図形の円からパスに変換しましょう

4. ツールのオプションパネルの[パスに変換]ボタンを押す
4. ツールのオプションパネルの[パスに変換]ボタンを押す

上図のようにツールのオプションパネルの[パスに変換]ボタンを押します。 さあ、キャンバスはどう変化したでしょうか。

  
シェイプやテキストの右クリックで表示されるサブメニューの "ベクターパスに" を実行することでも変換できます。
5. 菱形ハンドル(◇)が4つに増えている
5. 菱形ハンドル(◇)が4つに増えている

上図のように菱形ハンドル(◇)が2つから4つに増えています。 上下左右の4箇所に菱形ハンドル(◇)があります。

菱形ハンドル(◇)の見た目は先ほどまでと変わりませんが、実はこのハンドルはパスの構成点である "ノード" を表しています。 つまり、シェイプは基本図形の円からパスに変換されています

では上部のノードを上に移動してみましょう。

6. 上部のノードを上方向へドラッグする
6. 上部のノードを上方向へドラッグする

上図のように上部のノードを上方向へドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

7. シェイプがおにぎり型になる
7. シェイプがおにぎり型になる

上図のようにシェイプがおにぎり型になります。 このようにパスに変換したことで、円の特徴を越えて変形させることができました

  
  

まとめ

形状編集ツールを選択してツールのオプションパネルの[パスに変換]ボタンを押すことで、選択中のシェイプ(基本図形)やテキストをパスに変換することができます。

操作/コマンド 説明
(ツールのオプションパネル)
"[パスに変換]ボタン"
選択中のシェイプ(基本図形)やテキストをパスに変換する

なお、シェイプやテキストの右クリックから表示されるサブメニューの "ベクターパスに" を実行することでも変換できます。